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春の遠足おにわ市。4月28日(土)なごアグリパークにて開催が決まりました

2011年04月11日

act for 311children

3月11日に東日本を襲った未曾有の大震災から
今日でちょうど1ヶ月が経ちました。
犠牲になられた多くの尊い命、
そして今も被災地で不自由な生活を送られている現地の方々、
中でも、一瞬にして、親や家族、友達を失い、
学校や遊ぶ場所さえ奪われ、傷ついた小さな子どもたちの姿に
思いを寄せたとき、胸がしめつけられました。
そして、何とも言えない無力感で、しばらくは、ただ呆然としていました。
 
チャリティーを掲げるなんて、私たちの柄でもないことなのですが、
ある時ふと目にとまった“やらない善よりやる偽善”という言葉に
思い切って動き出す勇気をもらった気がしました。

被災地でない沖縄だから、被災者でない私たちだから
出来ることがあるんじゃないか…。
それは一体なんだろうと考えたとき、
いつまでも下を向いて憂いているのではなく
歩き出せる者から歩き出そうと思いました。
日々の営みを一日も早く取り戻そうと思いました。

私たち一人一人が、大人として、社会人として、与えられた自らの役割を、今、
被災された方々の分まで、真摯に全うすることが大切だと思いました。

沖縄にいて、日々、モノづくりをする人、料理人、パン職人、
パティシエ、珈琲職人、そして小さな店を営む者…。
これまでのおにわ市を支えてくれた敬愛してやまない友人知人たちの姿が
直ぐに目に浮かびました。
 
それぞれが、社会において、自らの本業をもって貢献する。
直ぐ近くにいる人達をまず幸せにする。

そして、その個々の営みが少しずつ束ねられ、
そこにそれぞれの3.11への思いが乗っけられ、
やがて、何か、あたたかいひとつの贈り物となって、
沖縄から海を渡り、今も余震の続く被災地で
日々を精一杯生きている子どもたちの元へ届けられたら…。

私たちは、私たちの足もとの小さな役割の1つとして
"おにわ市。”を開催したいと思いました。
同じ思いを抱いて出展したいと言って下さる方々と共に、
いつものように、元気におにわ市を立ち上げたいと願っています。
被災された方々へ、私たちらしく、
エールを贈っていきたいと思っています。
 
今回のおにわ市は、そんな私たちの、いつもとは違う衝動を元に、
急遽開催することになった為、いつも以上に、準備や段取りが不十分で、
開催のお知らせもご案内も、全てが足りないままの状態ですが
ご賛同いただければ、是非、この市を、今日から、一緒に盛り上げて行きましょう。

市の出店料や来場する全ての皆様に呼びかけてご協力頂く募金は
被災地で、直接現地の子どもたちを支える活動に尽力を注ぐ
信頼を寄せるNPO・NGO団体へと寄付させて頂く予定です。

また、同時に、被災地の子どもたちの心の拠り所となる絵本や児童図書を
おにわ市で募り、現地で活動する事務局へ郵送することも予定しています。

今年のGWは、家族やお友だち、あなたの大切な人をたくさん誘って、
是非、丘のチャペルへお越し下さい。
心よりお待ちしています。


65年前に、ここ沖縄では、戦争という人災で25万人もの尊い命を失いました。
どん底の悲しみから立ち上がってきたこの地から、今、
東北へ東日本へ あたたかい南風を一緒に届けましょう!

act for 311children
2008年12月丘のチャペルのおにわ市。vol.3にて 
     

                             
 おにわ市。事務局 
                               ハリモトフミアキ・ミカ
                

                       





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Posted by おにわ市。for 3.11 at 17:10 │開催主旨