2013年05月29日
絵本を届ける
「for 3.11 children」という副題を掲げて初めての開催となった2011年5月4・5日、
募金に加え、みなさんから絵本を持ってきてもらいました。
790冊の本と募金は、「3.11絵本プロジェクトいわて」さんに託しました。
その「3.11絵本プロジェクトいわて」さんから、1冊の本が届きました。
『一冊の本をあなたに -3.11絵本プロジェクトいわての物語-』歌代幸子、現代企画室

絵本の力を信じたひとりひとりが、
「絵本という希望」を通して紡いだ、ひとつの物語です。
絵本を通じて人と人とがつながっていくこと、
心と心がつながっていくこと、
テキストと美術が同時表現される絵本の力、
辛いことや現実的問題があっても、明るく前を向くこと
そんなことを感じながら、一晩で一気に読んでしまいました。
あの時、おにわ市。で絵本を持って来て下さった方も、
絵本を集めたことを知らなかった方も、おにわ市。をあんまり知らない方々にも、
手にとって読んで欲しい本です。
(終章 希望するということ p207より)
「3.11絵本プロジェクトいわて」の物語は、まだ終わらない。
雪におおわれた岩手の地にも、まもなく春が訪れる。
そこに蒔く“希望”の種から出た芽がすくすくと育まれ、小さな花が咲くまでは−。
頂いた本は、おにわ市。事務局のあるcommunity Space てぃ〜だの家。にあります。
おにわ市。事務局/ハリモトフミアキ
・・・・・・・・・・・
補足>
以下、2011年の2件のブログ記事からのコピーです。
おにわ市での絵本について、よく分かると思います。
お時間ありましたら読んでみてください。
---
3.11のあと、おにわ市開催を決定するよりも早く、
私たちは、被災地に絵本を届けたいと考えていました。
まずは、水だ!食料だ!電気だ!ガソリンだ!という時に、
絵本か?と思われるかもしれませんが、
それは、出来るだけ早急に動きたいとも思っていました。
子どもたちにとって、からだの栄養はもちろん大事。
でも、こころの栄養も、同じぐらい大事。
子どもたちのこころの拠り所の1つとして
絵本の世界があると思います。
元記事→http://oniwa1for311children.ti-da.net/e3383793.html
---
今回、はりもと夫妻がおにわ市の開催を決定し、
そしてその目的としてfor 311 childrenが掲げられたとき、
募金と共にぜひ子ども達に絵本を贈りたい。という思いがあることを知りました。
私もそれは絶対に必要なことだ!と思い、すぐに「あいつだ!」
と思って連絡をしたのが東京に住む義理の弟でした。
彼の母親は「すえもりブックス」という絵本の出版社をしており、
長く絵本に携わっている人でした。
ハイチの津波の際も、絵本で子ども達を助ける働きをされていることを耳にしていました。
しかも一年ほど前から故郷の岩手県に住んでいることも知っていました。
案の定、私が連絡したときにはすでにその動きはスタートしており、
彼も母を手伝いなんとか被災地の子ども達に絵本を届ける方法を模索しているところでした。
そうなったら話は早い。みかちゃんに話し、ではおにわ市で呼びかけよう!
ということになったのです。
5月のおにわ市で絵本が集まるころにはきっと弟のプロジェクトも始動しているはず、
と思っていたらなんのなんの、岩手の方ではどんどん話が進み、
次に弟に連絡するころには、もう数万冊の本が集まってるということでした。
というわけで長くなりましたが、こんな流れの中、
おにわ市で「3.11絵本プロジェクトいわて」を支援することになったのでした。
当日はいったいどれくらの本が集まるのやらとドキドキしていましたが、
学生さんや司書の方もお手伝いしてくださり、
スムーズに収集→仕分けをすることが出来ました。
初日で約300冊。2日間で計790冊の本を収集することが出来ました。
ちいさな子どもとお母さんで「お願いします」と言って持ってきてくれる方。
「うちで一番新しい本です」と言って持ってきてくれた方。
「こんな本でいいですかぁ、でも子どものお気に入りなんです」と持ってきてくれる方。
みなさんそれぞれの思いがあることを改めて感じました。
中には先方で引き受けることの出来ない本を持ってきていただき、
お断りしてしまった本もあったのですが、
きっとその方だって「どうぞ」という思いを持ってきてくれたはず。
そんな思いをお断りするのは正直難しいことでした。
「絵本を贈る」という支援ひとつとっても大変なことなんだなぁと痛感しました。
そんなこんなで、沢山の思いがつまった790冊、
計22箱のダンボールを昨日那覇の港から船で送り出しました。
1週間ほどで届くそうです。
岩手の港に着き、それから陸路で盛岡の中央公民館に一旦収集され、
またそこで沢山のボランティアの方たちに仕分けされ、それぞれの避難所へと運ばれます。
中には「絵本カー」に載せられて被災地へと巡業の旅に出る本たちもいるでしょう。
みなさんのおうちを出て、おにわ市に届き、私たちが仕分けをし、
船に乗り(船に乗る前にフォークリフトで運んでくれるお兄さんもいました!
そして支援だということで送料もとっても安くしていただきました!)、
その後きっと陸路でトラックに乗り、また岩手の方たちに仕分けされ、
今度はまたボランティアの車に乗り、そしてやっと被災地の子ども達に届きます。
沖縄を出てから現地の子ども達に届くまで沢山の方たちの手を借りてやっと本が届きます。
ひとつひとつの通過点で出来ることは小さなことだけれど、
最後に子ども達が本を手にする時、その通過したひとりひとりの思いが伝わり、
笑顔になってくれるといいなぁと思います。
雨の中本を持ってきてくださった方、仕分けを手伝ってくださった方、
琉球物流の方、これから本を届けてくださる方、
そしてこのプロジェクトを支援してくれた「おにわ市」に心から感謝いたします。
これからも、ひとりひとりの小さな思いがつながって、
誰かの力になれたら嬉しいなと思います。
元記事→http://oniwa1for311children.ti-da.net/e3417860.html
募金に加え、みなさんから絵本を持ってきてもらいました。
790冊の本と募金は、「3.11絵本プロジェクトいわて」さんに託しました。
その「3.11絵本プロジェクトいわて」さんから、1冊の本が届きました。
『一冊の本をあなたに -3.11絵本プロジェクトいわての物語-』歌代幸子、現代企画室
絵本の力を信じたひとりひとりが、
「絵本という希望」を通して紡いだ、ひとつの物語です。
絵本を通じて人と人とがつながっていくこと、
心と心がつながっていくこと、
テキストと美術が同時表現される絵本の力、
辛いことや現実的問題があっても、明るく前を向くこと
そんなことを感じながら、一晩で一気に読んでしまいました。
あの時、おにわ市。で絵本を持って来て下さった方も、
絵本を集めたことを知らなかった方も、おにわ市。をあんまり知らない方々にも、
手にとって読んで欲しい本です。
(終章 希望するということ p207より)
「3.11絵本プロジェクトいわて」の物語は、まだ終わらない。
雪におおわれた岩手の地にも、まもなく春が訪れる。
そこに蒔く“希望”の種から出た芽がすくすくと育まれ、小さな花が咲くまでは−。
頂いた本は、おにわ市。事務局のあるcommunity Space てぃ〜だの家。にあります。
おにわ市。事務局/ハリモトフミアキ
・・・・・・・・・・・
補足>
以下、2011年の2件のブログ記事からのコピーです。
おにわ市での絵本について、よく分かると思います。
お時間ありましたら読んでみてください。
---
3.11のあと、おにわ市開催を決定するよりも早く、
私たちは、被災地に絵本を届けたいと考えていました。
まずは、水だ!食料だ!電気だ!ガソリンだ!という時に、
絵本か?と思われるかもしれませんが、
それは、出来るだけ早急に動きたいとも思っていました。
子どもたちにとって、からだの栄養はもちろん大事。
でも、こころの栄養も、同じぐらい大事。
子どもたちのこころの拠り所の1つとして
絵本の世界があると思います。
元記事→http://oniwa1for311children.ti-da.net/e3383793.html
---
今回、はりもと夫妻がおにわ市の開催を決定し、
そしてその目的としてfor 311 childrenが掲げられたとき、
募金と共にぜひ子ども達に絵本を贈りたい。という思いがあることを知りました。
私もそれは絶対に必要なことだ!と思い、すぐに「あいつだ!」
と思って連絡をしたのが東京に住む義理の弟でした。
彼の母親は「すえもりブックス」という絵本の出版社をしており、
長く絵本に携わっている人でした。
ハイチの津波の際も、絵本で子ども達を助ける働きをされていることを耳にしていました。
しかも一年ほど前から故郷の岩手県に住んでいることも知っていました。
案の定、私が連絡したときにはすでにその動きはスタートしており、
彼も母を手伝いなんとか被災地の子ども達に絵本を届ける方法を模索しているところでした。
そうなったら話は早い。みかちゃんに話し、ではおにわ市で呼びかけよう!
ということになったのです。
5月のおにわ市で絵本が集まるころにはきっと弟のプロジェクトも始動しているはず、
と思っていたらなんのなんの、岩手の方ではどんどん話が進み、
次に弟に連絡するころには、もう数万冊の本が集まってるということでした。
というわけで長くなりましたが、こんな流れの中、
おにわ市で「3.11絵本プロジェクトいわて」を支援することになったのでした。
当日はいったいどれくらの本が集まるのやらとドキドキしていましたが、
学生さんや司書の方もお手伝いしてくださり、
スムーズに収集→仕分けをすることが出来ました。
初日で約300冊。2日間で計790冊の本を収集することが出来ました。
ちいさな子どもとお母さんで「お願いします」と言って持ってきてくれる方。
「うちで一番新しい本です」と言って持ってきてくれた方。
「こんな本でいいですかぁ、でも子どものお気に入りなんです」と持ってきてくれる方。
みなさんそれぞれの思いがあることを改めて感じました。
中には先方で引き受けることの出来ない本を持ってきていただき、
お断りしてしまった本もあったのですが、
きっとその方だって「どうぞ」という思いを持ってきてくれたはず。
そんな思いをお断りするのは正直難しいことでした。
「絵本を贈る」という支援ひとつとっても大変なことなんだなぁと痛感しました。
そんなこんなで、沢山の思いがつまった790冊、
計22箱のダンボールを昨日那覇の港から船で送り出しました。
1週間ほどで届くそうです。
岩手の港に着き、それから陸路で盛岡の中央公民館に一旦収集され、
またそこで沢山のボランティアの方たちに仕分けされ、それぞれの避難所へと運ばれます。
中には「絵本カー」に載せられて被災地へと巡業の旅に出る本たちもいるでしょう。
みなさんのおうちを出て、おにわ市に届き、私たちが仕分けをし、
船に乗り(船に乗る前にフォークリフトで運んでくれるお兄さんもいました!
そして支援だということで送料もとっても安くしていただきました!)、
その後きっと陸路でトラックに乗り、また岩手の方たちに仕分けされ、
今度はまたボランティアの車に乗り、そしてやっと被災地の子ども達に届きます。
沖縄を出てから現地の子ども達に届くまで沢山の方たちの手を借りてやっと本が届きます。
ひとつひとつの通過点で出来ることは小さなことだけれど、
最後に子ども達が本を手にする時、その通過したひとりひとりの思いが伝わり、
笑顔になってくれるといいなぁと思います。
雨の中本を持ってきてくださった方、仕分けを手伝ってくださった方、
琉球物流の方、これから本を届けてくださる方、
そしてこのプロジェクトを支援してくれた「おにわ市」に心から感謝いたします。
これからも、ひとりひとりの小さな思いがつながって、
誰かの力になれたら嬉しいなと思います。
元記事→http://oniwa1for311children.ti-da.net/e3417860.html
Posted by おにわ市。for 3.11 at 12:29
│開催主旨