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春の遠足おにわ市。4月28日(土)なごアグリパークにて開催が決まりました

2017年03月10日

震災から6年、この春も

昨年春のお知らせ文が、やはり今日の心境と全く重なりまして、
何度も忘れずに心に刻みながら、できることをやっていこう、
そう思わせてくれました。
ほとんどコピペですが、以下にお知らせいたします。

まさに今日のような春待つ曇り空のあの日、
カーラジオから流れた緊急地震速報に車を駐め、
Twitterから事の重大さを知りました。
心揺れ動きながら帰宅してTVを付けてみると
見たこともない光景が映し出されていました。

ただただ言葉にも出来ない日々が過ぎ、
何をどうして良いか分からない日々が過ぎ、
10日ほど経ったある日、おにわ市。の再開を決めました。

被災地でない沖縄だから、被災者でない自分たちだから、
再び前を向いて歩き出す、それが被災した方々にも通じていくはずだ。

そんなとき頭に浮かんだのは、
それまでのおにわ市。に集ってくれていた友人知人たちでした。
パンを焼く、器を作る、布を縫う、モノを作る、珈琲を淹れる、
彼らの日々の営みは、誰かの幸せの時間の支えになっている。
そんな小さな営みと小さな幸せの時間を束ねることができたら、
そこにみんなの3.11への想いを乗せることが出来たら、
おにわ市。は、もしかしたら誰かの役に立てるかも知れない、
募金を集めよう。出店料も募金にまわそう。
絵本を集めて子どもたちに贈ろう。

そう思って3月下旬には市の再開を決めたのでした。

こうして、震災以降に開催してきたおにわ市。は、
モノを買ったり売ったりという、それぞれの日常の延長が
被災した子どもたちへの支えにつながるんだという試みと、
地理的にも遠く離れた沖縄で311を風化させないようにと、
これまで意思を持って続けてきました。

そして明日であの日から6年。
物心ともに3.11以前の生活を取り戻せないまま
今なお避難暮らしを続けている方々は12万7千人、
仮設住宅などには5万8千人の方が暮らしています。
震災で親を失った子どもたちは1,700名近くいます。

おにわ市。を通じて寄付できる金額としては、
そんな方々の生活や心情を取り戻すには微々たるものです。

しかし25万の尊い命が奪われた戦争から、
ふんばり、立ち上がってきた沖縄だからこそ、
震災からの真の復興を見守り続けられたらと思っています。

前置きが長くなりましたが、
この春も、いつもの“おにわ”でお待ちしております。
一足早い沖縄の春を東北に届けていきましょう。

             おにわ市。事務局 ハリモトフミアキ

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【丘のチャペルのおにわ市。for 3.11 children. Vol.16】
2017年4月29日(土;祝)11:00-16:00
沖縄キリスト教学院キャンパス中庭

出店募集期間は3月14日(火)〜3月21日(火)とします。
また後日、募集に関する記事をアップしますのでご確認下さい。

震災から6年、この春も


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Posted by おにわ市。for 3.11 at 09:30 │開催主旨